沿革
1872年、ゴットフリート・シェンカーはロジスティクスの世界に革命をもたらしました。私たちはそのあとを引き継ぎ、革新的で持続可能なソリューションを提供することで、業界をリードし続けています。
ロジスティクスその昔
馬車から貨物用ドローンまで、私たちには豊富な経験と語るべき多くのストーリーがあります。ぜひご一読いただくとともに、DBシェンカーとともにロジスティクスの未来を目指しましょう。
光陰矢のごとし:近年の歩み
加速度的に進化しているロジスティクスの世界において、私たちも日々サービスを向上させています。
Celebrating 150 years!
- 全大陸でDBシェンカー「150 Years Elevating Lives」祝賀イベントを開催。
- DBシェンカーはサプライチェーンを強化し、持続可能性を高めるデジタルイノベーションを推進。
- カーボンニュートラルな航空貨物輸送、陸上貨物の長距離輸送を脱炭素化させるeTrailers、ゼロエミッションの海上貨物輸送オプション、ドバイにおける次世代型再生可能エネルギー・メガハブDLC3の開設など、数多くの持続可能なロジスティクスオプションを展開開始。
- USA Truck買収、北米におけるDBシェンカーのプレゼンスを拡大。
ドローンによる配送
- DBシェンカーは航空機の共同事業でLufthansa Cargoと提携。
- 自律型モバイルロボットのパイオニアであるGideon BrothersにDBシェンカーが出資。
- 史上初の重量貨物用ドローンであるVoloDroneの公開飛行。
未来へと進む道
- 史上初のカーボンニュートラルな貨物輸送。
- シンガポールに建設する新倉庫施設、Red Lionに創業以来最高額となる1億100万ユーロを投資。
情熱をソリューションに変えて
- DBシェンカーは他社に先駆け、Volvo製の完全電動トラックによる日常輸送をスタート。
- ノルウェー初の低炭素物流ターミナルOslo City Hubを開設。
- ドバイに完全太陽光発電によるロジスティクスセンターを開設。
21世紀のはじまり
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2018年
- スタートアップ企業のアプリwhat3wordsを導入。
- ロジスティクスサービスプロバイダーとして初となる、3Dプリントソリューションを導入した総合サービスを顧客に提供
- インテリジェント型スキャングローブをドイツで導入。
2017年- スペイン・マドリードに最大規模のロジスティクスセンターを開設(投資額2,200万ユーロ)。
- ワルシャワにITセンターを新設。
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2016年
- ドイツオリンピック委員会の公式共同パートナー、またGerman Houseの包括的ロジスティクスパートナーとして、リオデジャネイロで開催されたオリンピック・パラリンピック大会に参加。
- 中東で初となるロジスティクスセンターをドバイに開設。
- デジタルの未来に投資するため、グローバルマーケットプレイスを手がけるuShipと長期的なパートナーシップ契約を締結。
2015年- 次世代型のEコマースロジスティクスに向け、ロボット自動包装システムであるCarry Pickを継続的に拡充。
- Mercedes-AMG PETRONASのパートナーとして、F1チームの欧州ロジスティクスを担当。
- フィンランド・ヴィーニカラに最大級となる最新型ターミナルを開設。
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2014年
- 初めてハンブルクに営業所を置いてから125年目に突入。
- 2014年ソチ五輪において、German Houseの包括的ロジスティクスパートナーに選定。
2012年- DBシェンカー創立140周年。
- アゼルバイジャン・バクーで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテスト2012に際し、ハイテク機材を搭載したコンテナ100基の発送輸送ならびに返送を成功裏に完了させる。
- ポーランドとウクライナのスタジアムやイベント会場におけるメディア向け機材輸送業務を担当。
- 2012年ロンドン五輪のドイツ代表チームの公式共同パートナーとして、オリンピック・パラリンピック大会の円滑な進行をサポート。
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2011年
- ライプツィヒに新規ロジスティクスセンターを建設し、中国と南アフリカの自動車工場に向けた物流業務を行う。2011FIFA女子ワールドカップ™ にオフィシャルロジスティクスサービスプロバイダーとして参加。
2010年- パルドゥビツェ(チェコ)ならびにイェーテボリ・ランドヴェッテル空港(スウェーデン)に新しいロジスティクスセンターをオープン。
- スペイン国営企業とともに「DB Schenker Spain-Tir」としてマーケットに進出。
- 創業者ゴットフリート・シェンカーは、物流の発展への貢献が認められ、ロジスティクスの殿堂入り。
- アルゼンチンにおけるビジネス開始から50周年、シンガポールにおいては40周年を迎える。
- 欧州全域の輸送をカバーする新規ターミナルをザルツブルクに開設(総費用2,600万ユーロ)。
- RUHR.2010が行ったストリートフェスティバル「Still-life A40/B1」において、アウトバーンA40号線に2万個のテーブルとベンチを手配設置。
- 欧州陸上輸送において、自動車と鉄道を組み合わせた複合型ロジスティクスソリューションを提供。
- カナダ・バンクーバーのオリンピック・パラリンピック冬季大会にオフィシャルサービスプロバイダーとして参加。
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2009年
- フランクフルト空港に自社ネットワークで最大級となる航空貨物センターを開設。
- アメリカのBAX GlobalをDBシェンカーに統合。
- ルーマニアのS.C.Romtrans S.Aを買収したことにより、国内全域に高密度のネットワークを誇る、国内屈指のロジスティクスサービスプロバイダーとなる。
- カーボンエミッションの排出亮削減をめざすイニシアチブ「DB Eco Program」を始動。
2007年- フィンランドに初のマルチモーダルロジスティクスセンターを開設。
- スペインのSpain-Tir.を買収。
2006年- DB Logisticsが組織変更で新体制に。
- BAX Globalを買収。
- 韓国に北東アジアの新しいロジスティクス拠点を設置。
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2005年
- ウィレブルーク(ベルギー)に消費財向けロジスティクスセンターをオープン。
- ロシアにおけるネットワーク増強、ならびにノルウェーの貨物輸送会社Linjegodsと提携して、マーケットポジションを強化。
2004年- Spedpolとの統合によって、ポーランド屈指の統合型ロジスティクスプロバイダーに。
- 成長市場である中国に設立した新しい子会社が「Aクラス」ライセンスを取得。
2003年- オリンピック大会(2004年アテネ、2006年トリノ、2008年北京)において、IOCのオフィシャルサプライヤーとして貨物フォワーディングと通関業務を担当。
- フランスのJoyauと統合。
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2002年
- Schenker創業130周年。
- Schenkerと西濃運輸は日本における国際フォワーディングとロジスティクス事業を西濃シェンカー株式会社に統合。
- 成田(東京)に統合型ロジスティクスセンターを開設。
- Deutsche BahnがStinnesの株式過半数を取得。
2001年- Schenker-BTL AG(ドイツ)とSchenker International Deutschland GmbHの合併によりSchenker Deutshland AGが発足。
2000年- ロッテルダムに統合型ロジスティクスセンター開設。
- Schenker, Inc.が2002年ソルトレークシティ冬季五輪の指定企業に。
- SchenkerとDeutche Bahnが鉄道関連ロジスティクスサービスの合弁会社としてRailogを設立。
これまでも、そしてこれからも
1世紀にわたり、お客さまのロジスティクスへのご要望に応えるため、私たちは邁進してきました。常に最善のソリューションを念頭に、新たな挑戦とパートナーシップの拡大に進んでまいります。
125年間の歩み
1999年
- Schenker Australiaは、2000年のシドニーオリンピック大会の公式貨物フォワーダーに。Schenkerと西濃が戦略的提携締結。
1998年
- ヨーロッパの陸上貨物輸送において、SchenkerとBTLが連携し、Schenker-BTLとしてサービス開始。
1997年
- Schenker創業から125周年。
- Schenker AGはバルク貨物事業部門を売却するとともに、事業分野をSchenker Logistics、Schenker International、Schenker Eurocargoの3つに再編成。
- スウェーデン企業BTL-AB(イェーテボリ)の株式を取得したことにより、欧州最大手の輸送ロジスティクスプロバイダーが誕生。
1996年
- Stinnesの航空・海上貨物、陸上輸送、ハンドリング/ロジスティクス、海港事業が Schenker- Rhenus AGの傘下に。
戦略的拡大を目指して
1991年
- Stinnes AGがDeutsche BundesbahnからSchenkerの株式の過半数を取得。
1989年
- SWORD(Schenker’s Worldwide Online Realtime Data Network)およびEDIFACT規格の導入を決定。
1972年
- Schenkerがミュンヘン五輪の公式貨物フォワーダーに。
- 航空、海上、鉄道、陸上によるバルク輸送に、「JETcargo」「SEAcargo」「Eurocargo」のトレードマークを採用。
1967年
- 台湾にオフィス設立。
1966年
- 香港にアジアマーケットを統括する現地法人を設立。
1947年
- 国際化と航空貨物取り扱い拡大を目指し、アメリカに子会社を設立。
黎明の時代
- German RailwaysがSchenkerを買収。
- 初の海上貨物コンテナ輸送取扱。
ナチズム期(1931〜45年)におけるSchenkerの役割
1931年、Schenker & Co.はDeutche Reichsbahnに買収され、国の支配下に置かれた。1933年のナチスによる政権掌握後は、ユダヤ人のマルセル・ホルツァー社長は追放・逮捕され、経営決定権のある地位と監督組織は、国家社会主義ドイツ労働党(NSDAP)党員が占めることになった。
1933年には早くも、監督機関と経営陣はドイツ国内のユダヤ人従業員を解雇し、一部例外をのぞいては海外の子会社も同じ状況となる。
第二次世界大戦中、シェンカーは貨物輸送業者として軍備と戦争経済に広く関与しており、Deutsche Reichsbahnとの強いつながりによる恩恵を受け、東欧や中欧のドイツ占領征服地域を中心にビジネスを拡大した。
シェンカーは、戦争に必要な軍需物資を輸送とともに、ドイツ軍、軍事経済、軍用品に関わる輸送に携わった。シェンカーは没収品や略奪品の「強制退去輸送」にも関与した。
1944年、シェンカーは「ドイツ国家が信頼する貨物輸送業者」に選定される。
ナチズム期のシェンカーの役割は現在、ドイツ企業史学会が包括的な科学研究の一環として調査中です。この研究は、未解決の研究課題に答える助けになるよう意図されたものです。研究課題の焦点は、「アーリア人化」と強制労働に対するシェンカーによる積極的な関与です。作業が完了次第、結果は公表される予定です。
すべてのはじまり
物事にはすべてはじまりがあります。私たちにとっては1872年がそれにあたります。ロジスティクスに革新的なソリューションをグローバルに推進している当社のはじまりをご紹介します。
空高く羽ばたいて
1924年
- シェンカーが主催した国際展示会ツアーにドイツ輸出産業が参加。
1922年
- ドイツ初の航空貨物を輸送。
1918年
- 第一次世界大戦後、シェンカーはエクスプレス配送、地域貨物輸送、引越、見本市サービスを重点分野に。
1901年
- ゴットフリート・シェンカーがウィーンで死去。養子のアウグスト・シェンカー=アンゲラー博士が後継に。
大きな海を越えて
1895年
- Austro-Americana Shipping Companyを設立。
1880年
- 蒸気船運航会社Adriaの株式を取得。
国外への進出
1874年
- ブダペスト(ハンガリー)、ブカレスト(ルーマニア)、プラハ(チェコ)に支店を設立。
1873年
- パリ(フランス)からウィーン(オーストリア)へ初の鉄道運送。
1872年
- ゴットフリート・シェンカーがウィーン(オーストリア)でSchenker & Co.を設立。